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外科教授、手術下手では勤まらず◆Vol.23

スペシャル企画 2016年2月23日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

――病院長は1期2年で終え、2002年11月から、また教授職に専念する。2005年には第105回日本外科学会定期学術集会会長を務めた。 会長講演のタイトルは、「肝門部胆管がんへの挑戦-Nagoya Schoolの軌跡-」。恩師のがん研病院の梶谷鐶先生や高木國夫先生、名大第一外科の前任教授の塩野谷恵彦先生だけでなく、業績を挙げた医局員一人一人の顔写真付きで、彼らがファースト・オーサーになった論文を紹介していった。記憶に残っている彼らのコメントも添えてね。名大に来た国内外の留学生たちも、もちろん紹介した。こうして足跡を辿れば、教室がどんな研究成果を挙げ、どのように発展してきたかが、分かってもらえる。 最後のスライドは、(柔道の)ヤワラちゃんこと、谷亮子選手とのツーショット(笑)。柔道では、自分が大会に出るだけでなく、各種大会のドーピング検査の責任者も務めていたので、何度か会っていた。 招待講演では柔道の山下泰裕先生に「国際化時代における柔道の果たすべき役割」というタイトルで講演していただいた。 会長を務めた2005 年の日本外科学会定期学術集会の招待講演のCD(提供:二村氏) ――名古屋大...