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退院支援、「病棟の職員配置」で600点

レポート 2016年2月12日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度診療報酬改定で、重要課題の「地域包括ケアシステムの推進と医療機能の分化・強化」の観点から、退院支援の評価を充実する。病棟への退院支援職員の配置の促進を目的に、一般病棟で600点、療養病棟で1200点が算定できる「退院支援加算1」を新設。退院後の療養上の指導の評価も新設する(資料は、厚生労働省のホームページ)。 「退院支援加算1」は、現行の退院調整加算の基準に加え、退院支援職員が入院早期に退院が困難な患者を抽出し、退院支援計画を立案、病棟の看護師らと共同して退院調整を実施することなどが要件。現行の退院調整加算は、日数ごとに点数が異なっていたが、今回一般病棟は190点、療養病棟は635点で評価を整理し、「退院支援加算2」に名称を変更する。 新生児特定集中治療室の入院患者については、現行の退院調整加算を基調に、「退院支援加算3(1200点)」を新設。現行の地域連携診療計画管理料等については、「地域連携診療計画加算(退院支援加算・300点)」と「同加算(診療情報提供料・50点)」を新設する。 退院直後の在宅療養支援の評価も新設。退院直後に入院医療機関の看護師らが患者宅を訪問し、療養...