1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 回復期リハビリでアウトカム評価を導入(2016/2/14 訂正)

回復期リハビリでアウトカム評価を導入(2016/2/14 訂正)

レポート 2016年2月13日 (土)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度診療報酬改定では、質の高いリハビリテーションを評価し、患者の早期の機能回復を推進する(資料は、厚生労働省のホームページ)。回復期リハビリ病棟入院料でアウトカム評価を導入したほか、初期加算、早期加算の要件厳格化。社会復帰に向けた、医療機関外での生活機能に関するリハビリの評価や、リンパ浮腫の複合的治療の評価を新設した。要介護認定を受けている患者の維持期リハビリは2018年度まで継続する(『要介護の維持期リハ2018年まで継続、4回目の延長』を参照)。 リハビリに関しては、「患者にとって安心・安全で納得できる効果的・効率的で質が高い医療を実現する視点」から、多岐にわたる項目を見直した。回復期リハビリでは初めて導入するのは、アウトカム評価。リハビリ効果の実績が一定水準を下回った場合は、1日6単位を上回る疾患別リハビリ料を入院基本料に包括する。 評価を新設したのは、「回復期リハビリ病棟入院料体制強化加算2」「廃用症候群リハビリ料」「医療機関外での生活機能に関するリハビリ」「リンパ浮腫の複合的治療」など。生活機能に関するリハビリでは、疾患別リハビリの対象に、実際の生活の場面に合わせた医...