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全日本医師柔道大会、1989年から連続出場◆Vol.25

スペシャル企画 2016年2月25日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

――「二足のわらじ」と言われるほど、二村氏は、医師としての仕事と同様に、柔道にも精力を傾けてきた。 1985年の助教授時代から名大柔道部長をしていたので、名大教授になってからも、土曜日の午後とか、病院をこっそり抜け出して、名大柔道場へ行って練習したりしていた。ただ、最後の数年、「二足のわらじ」を履くのが、大変な時期があった。名大柔道部師範は、最高のポスト。それが2000年に先代の小坂光之助師範がお亡くなりになって空いた時、先輩方から「お前がやれ」と言われた。定期的に道場に足を運ばなくてはならず、とても勤まらないので、知り合いの県警の柔道の先生にお願いにいったところ、僕と一緒なら引き受けるとの条件だった。 それで、2人師範体制で始まったわけ。当時の医局長に、「大変なことになった。土曜日の午後だけはフリーにして、道場に行かせてくれ」と頼んだ。さすがに医局長は驚いたけれど、「よほどの学会、研究会でなければ土曜日の午後は道場へ行かせてほしい」と宣言して、皆が認めてくれた。 2005年、第2回日本マスターズ柔道大会で優勝。右から2番目が二村氏(提供:二村氏) ――全日本医師柔道大会には、1989...