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医療事故調査制度、センターに初の調査依頼

レポート 2016年2月17日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は2月16日、医療事故調査制度の1月の現況を報告、同機構への調査依頼が1件あったことが分かった。同機構は、昨年10月からスタートした医療事故調査制度の第三者機関である医療事故調査支援センターとして指定されている。センター調査の依頼は、制度開始以来、初めて(資料は、同機構のホームページ)。院内調査を終了し、その結果を報告したのは8件。10月からの累計は15件。 1月の報告件数は33件、昨年10月の制度開始からの4カ月間の累計で115件に上る。10月19件、11月27件、12月36件と増加傾向にあったが、ほぼ横ばいの件数に落ち着いた(『医療事故調査制度、12月の報告は36件』などを参照)。11月については当初26件だったが、「母体と胎児の死亡」を1件としてカウントしたため、27件に修正した。 地域別では、関東信越が最も多く、33件中18件を占める。10月からの累計では115件中52件(約45%)であり、医療機関数・病床数に対する件数で見ても、やや多い数になっている。 施設別では、病院32件、診療所1件。診療科別では、内科と整形外科が最も多く各5件、心臓血管外科と泌尿器科...