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臨床研修にリサーチマインドは必要か

レポート 2016年2月22日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省の医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ(座長:福井次矢・聖路加国際病院長)が2月19日に開かれ、新たな到達目標案について議論した。「臨床研修の基本理念」で定める資質・能力の項目で、「リサーチマインド」の取り扱いの是非などについて意見が出た。 2004年度に必修化された臨床研修制度は、5年ごとに見直しを実施。2010年度と2015年度に必修項目の変更などが行われているが、医師偏在の問題や新専門医制度の開始、医学部教育の変化などを踏まえ、到達目標や評価方法を2020年度に抜本的に見直す。医道審議会医師分科会・医師臨床研修部会に設置された同ワーキンググループが2016年度までに到達目標案をまとめる予定。 2015年12月2日のワーキンググループで骨格案を公表し(『臨床研修、新評価の骨格案を提示』を参照)、同12月24日の医師臨床研修部会で議論した(『“患者に危害加える研修医”の処遇、課題に』を参照)。今回のワーキンググループでは、日本医師会常任理事の小森貴氏による「日本医師会生涯教育カリキュラム」の説明の後、部会の議論を踏まえて修正した骨格案について意...