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東北薬科大が合格発表、倍率は22.78倍

レポート 2016年2月22日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度に医学部を新設する東北薬科大(仙台市)は2月19日、医学部の合格者100人を発表した。倍率は22.78倍で、東北地方出身者は37人だった。東北地方の医療機関で一定期間勤務すると奨学金の返還が免除される「修学資金枠」は55人、奨学金の貸与が無い「一般枠」は45人が合格した。 100人の合格者のうち、地域別の内訳(卒業高校で区分)は、東北地方が37人、関東地方が36人、北海道が4人、それ以外が23人。男女の内訳は、男性72人、女性28人だった。「一般枠」と「修学資金枠」別の内訳は公表していない。 高柳元明学長は「東北出身者をはじめ、多くの学生が、東北地方の医療復興に貢献していただけるものと期待しております」とコメントした。東北薬科大は4月に東北医科薬科大に改称。入学式は4月5日。 新設医学部は、東日本大震災後の東北地方の復興に貢献し、地域医療を支える医師の養成が目的。卒後の東北地方への定着を促進し、学生を経済的に支援するために「修学資金枠」が設置され、卒後6年~10年程度の義務年限を東北6県の医療機関で勤務すれば奨学金の返還が全額免除される。6年間で3000万円が貸与されるA方...