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東北大「循環型医師支援システム」、延べ78人参加【宮城編◆Vol.5】

スペシャル企画 2016年3月5日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

東北大学の東北メディカル・メガバンク機構の「循環型医師支援システム」。2012年度から2015年度の4年間の派遣実績は、延べ78人に上る。被災地の医療機関にとっては、安定的に医師の支援が受けられる一方、赴任する医師にとっても、研究と臨床の両方を続け、被災地の医療に貢献できるメリットがある。キャリアの選択肢の一つとして、中堅医師に好評だ。 東北メディカル・メガバンク機構地域医療支援部門長を務める清元秀泰氏 1年のうち4カ月は地域医療支援、残る8カ月は大学で臨床と研究に従事――。東北大学の東北メディカル・メガバンク機構が地域医療支援の一環として手掛ける「循環型医師支援システム」だ(『オールジャパンの支援・参加を期待 - 山本雅之・東北メディカル・メガバンク機構機構長に聞く◆Vol.3』を参照)。 本システムに参加する医師は、東北メディカル・メガバンク機構の教員であり、「ToMMo クリニカル・フェロー(TCF)」と呼ぶ。2012年4月から宮城県の事業として循環型の医師支援がスタート。同年10月からは同機構の事業として取り組んでいる。2012年度から2015年度までの4年間で、参加医師は48...