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「家族に会えたのは10日後」「漏水で200万円持ち出し」◆Vol.1-2

医師調査 2016年2月28日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q ご自宅または勤務先は、震災でどのような被害がありましたか。もし良ければ、被災状況について具体的にご記入ください。 調査結果はこちら⇒「被災3県、「勤務先が全壊・半壊」が8%◆Vol.1」 【岩手県】 ・自宅では水道、ガスは数日で復旧しましたが、電気の復旧は1週間かかり、暖房がない日々が続きました。食器は半分くらい割れ、壁にはひびが入りました。地震保険のおかげで後に保証金も出ました。 ・自宅、勤務先ともに建物にひびが入る程度の被災。ただ、停電2日間、食品は不足気味であった。勤務先は自家発電で何とか乗り切ったが、薬品・診療材料不足から外来はERを優先し、通常の外来診療を1週間(?)中止。稼働できる手術室も2、3カ所に制限し、必要最小限の手術とした(3、4週)。重油などの燃料の供給が綱渡り状態で、病院機能は著しく制限された。 ・ライフラインは4、5日ストップ。ガソリンは入手困難。病院に缶詰で仕事。自宅は盛岡で単身赴任だったため それぞれの状況を知ったのは5日目以降、再会したのは10日目以降。病院は、2010年の8月に耐震補強ずみであったので壁の一部が崩れたのと、屋上にある水タンクに小さな...