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【宮城】「津波襲来を知ったのは数日後」「パニック状態で来院」◆Vol.2-3

医師調査 2016年3月2日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

Q2 2011年3月11日の東日本大震災の発災時は、どこで被災されましたか。もし良ければ被災当時およびその直後(数日~1週間以内)の状況について、ご記入ください。 調査結果は『「精神的緊張は深刻」「家族の安否分からぬまま勤務」、7割が勤務中に被災◆Vol.2-1』を参照。 【宮城県】 ・停電と情報通信網の寸断により沿岸部の被災状況を知ったのは翌日以降だった。搬送システムの崩壊により数日間は沿岸部からの搬送はほとんどなく、近隣の少数の外傷患者に対応した。長期の停電により在宅酸素・透析の患者が行き場をなくしたため自家発電のある当院で収容した。 ・勤務先にも津波。足切断患者が運び込まれる。12日和山方面の学校校庭にヘリが来ていると聞き、ストレッチャーで運ぶ。14日月曜になってようやく自宅へ徒歩帰宅。途中胸まで水につかって歩いた。 ・岩手県北に勤務。沿岸部ではなく、沿岸部の受け入れのため後方待機していた。 ・診療中にすごい地震が発生。サイレンもならず津波が来たのは知りませんでした。ただ、700m先まで津波は来ていました。津波のことを知ったのは数日後でした。 ・ガソリンの不安もあり、震災後1週間...