1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 日医のかかりつけ医研修、新年度からスタート

日医のかかりつけ医研修、新年度からスタート

レポート 2016年3月3日 (木)  成相通子(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏が3月2日に会見し、2016年4月に開始する「日医かかりつけ医機能研修制度」について説明した。同研修制度は、地域包括診療料・加算などの診療報酬の算定要件となる研修ではないが、鈴木氏は、「地域住民からのより一層の信頼につながり、修了証書を院内掲示して、かかりつけ医を持っていない人が持つきっかけの一つになる」とメリットを強調した。5月22日には、座学の研修会を日本医師会館(東京都文京区)で開く。 日本医師会常任理事の鈴木邦彦氏が会見した。 「日医かかりつけ医機能研修制度」は、かかりつけ医機能の充実・評価を目的に、都道府県医師会が実施。基本、応用、実地の3つの研修を経て修了証書(認定書)を取得できる(『2016年度からかかりつけ医研修、日医』を参照)。これまでに全国で9割ほどの都道府県医師会が実施する意向を示しているという。 5月22日の研修会は、応用研修のうちの日医が実施する中央研修。中央研修は、日医が策定したシラバスに基づき、6講義、計6時間を年1回開催する。5月22日は、(1)かかりつけ医の倫理、(2)生活習慣病、(3)フレイル予防、高齢者総合機能評価(C...