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復興における問題点「マンパワー不足」が圧倒的◆Vol.5-1

医師調査 2016年3月8日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 震災後の5年間で、復興において医療に関してはどのような問題がありましたか。【複数選択】 医療における復興問題を尋ねたところ、3県全体では「マンパワーの不足」が69%と群を抜いていた。次いで「施設・設備、機器等の不足」(34%)、「政府の無理解、力不足」(33%)「財源不足」(32%)が挙がった。 県別に見ると、「財源不足」は福島県では18%に留まったのに対し、岩手県44%、宮城県37%で、大きく差が付いた。「マンパワーの不足」では、宮城県が63%に対し、岩手県73%、福島県75%と10ポイント超の差があった。政府や地方自治体への不満は福島県で高い傾向にあった。 ■その他の具体例 【岩手県】 ・建築資材、建築費の高騰。 ・人口の減少、産業の停滞。 【宮城県】 ・交通インフラの弱体化。 ・人口の減少。 ・自家発電のための重油不足。 ・地域の高齢化。 ・不必要と思われる調査のための費用が一方的に入ってきて、それを行うためにさらに忙しくなった。有難迷惑。 ・ほとんど人がいなくなった。 【福島県】 ・避難者に対する手探り医療。 ・ガソリン不足。 ・病院上層部の暴走。 ・浜通り北部地域の医療過...