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「救命等に係る内科的治療」は3つ

レポート 2016年3月6日 (日)  成相通子(m3.com編集部)

今改定の重点ポイントである、医療機能に応じた入院医療の評価では、一般病棟用の入院基本料で、「重症度、医療・看護必要度(以下、重症度)」を見直す。急性期の7対1と10対1の入院基本料算定病棟では、重症度の基準が厳しくなる一方、病棟群単位での届出などの緩和措置が導入される。また、看護師の月平均夜勤時間の計算方法が見直され、「72時間ルール」が緩和される(『7対1病棟の重症者割合、25%に引き上げ』を参照)。 3月4日に厚生労働省が開いた2016年度診療報酬改定の説明会で、重症度に新設するC項目の詳細が公表された(資料は厚労省のホームページ)。C項目は、特定の手術後や「救命等に係る内科的治療」後の患者を評価する。それぞれの項目で術当日から2~7日間の算定期間が設定されており、術当日もその期間に含まれる。また、検査のみの実施は含めない。 内科的治療は、経皮的血管内治療、経皮的心筋焼灼術等の治療、侵襲的な消化器治療の3つ(詳細は下記)。ただし、侵襲的な消化器治療でも、内視鏡下の早期悪性腫瘍粘膜切除やポリープ切除は含めないなどの留意点がある。評価対象となる6つの手術について、その定義と除外される場...