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リハビリのアウトカム評価、高齢者ら除外

レポート 2016年3月7日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度診療報酬改定で、回復期リハビリテーション病棟におけるアウトカム評価が導入されるが、80歳以上の患者や認知機能障害がある患者については一定数まで計算対象から除外できる。3月4日に厚生労働省が開催した説明会で担当者が説明した(資料は厚労省のホームページ)。 今改定で、アウトカム評価を導入する回復期リハビリ病棟では、一定水準に満たない場合は、急性疾患の発症後60日以内の患者を除いて、疾患別リハビリの出来高算定が6単位までとなる(『回復期リハビリでアウトカム評価を導入』を参照)。一定水準に満たない場合とは、(1) 1人当たりの1日リハビリ提供単位数、(2) 1入院当たりのADLスコアの伸び――を3カ月ごとに集計し、2回連続して(1)が6単位以上、(2)が27点未満の場合。計算例を通知で公開している(厚労省のホームページのP80 参照)。 (2)は、FIM(Functional Independence Measure)の運動項目(91点満点)を用いて評価するが、死亡した患者は対象外になるほか、「ADLが非常に高いもの、非常に低いもの、高齢者、認知機能の障害が大きいもの等」についても...