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被災地、41%の医師が「震災後忙しくなった」◆Vol.8

医師調査 2016年3月11日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 震災前と比べて、2016年時点のご自身の勤務状況に変化はありますか。 3県全体では、「忙しくなった」が41%、「忙しくなくなった」が11%だった。地域別にみると、宮城県で「忙しくなった」が46%で、岩手、福島両県より高い傾向にあった。 ■忙しさについてのコメント 【岩手県】 ・外来や入院に関しては震災直後から3年くらいは超忙しかったが、徐々に震災前のレベルに戻りつつある。当直業務や院内の仕事や雑用は増加の一途である。なにせ常勤医は5人から2人になったのだから 非常勤の医師が日曜日の日当直を定期的に行ってくれるので助かっている。 ・被災後のストレスで精神的に余裕がない・・・。 ・人が減った分、病院の仕事も減らした。 ・医師不足が改善しないので、業務は増えている。 【宮城県】 ・一人の医師がやる気を出さなくなり、私の仕事が倍増した。 ・余裕ではなくヒマになりました。 ・被災経験のある医師として、赤字幅が増えても国や自治体の援助が無くて、給料が半分に下がって<も、あるレベルまではこの地域を守っていきたいし、それが使命と思って働いています。 ・患者数は増えているから忙しくなって当然かもしれ...