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被災地、「看護師」「医師」不足が深刻◆Vol.10-1

医師調査 2016年3月15日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 勤務先や周辺医療機関で不足している医療職があれば、お選びください。【複数選択】 不足している医療職では、3県全体で「看護師」72%、「医師」69%が高かった。どちらの職種も宮城県は、3県全体より低い値となり、本設問でも岩手、福島両県での格差が明らかになった。不足している「その他医療従事者」には、ヘルパー、理学療法士、医療事務、臨床工学技師、薬剤師、診療放射線技師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、介護福祉士、、精神保健福祉士、臨床検査技師、社会福祉士、栄養士などが挙がった。 ■人材確保に関する取り組みがあれば、お教えください。 ・大学などに派遣要請しても公立病院優先で得られず。しかも、大学の業務拡張のあおりで引き上げをくらっている。地域枠で入学した学生がそろそろ地域病院に派遣される時期に来ていると言われているが、その分、医局は引き揚げるのではないかと思われる。まして、民間病院に地域枠卒業生が派遣されるとは思えない。岩手県は県立病院の発言権が非常に強くて、医局のジッツ病院でもローテションすることさえも困難である。派遣を止める一方で、止めた医師の補充すら非常に困難。【岩手県】 ・職...