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新設される東北医科薬科大、被災地医師の4割が期待せず◆Vol.11-1

医師調査 2016年3月17日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 2016年4月に新設される東北医科薬科大学医学部についてお聞きします。被災地をはじめとする東北地方の医師不足対策になり得るとお考えですか。 2016年4月から医学部生の受け入れが始まる東北医科薬科大学。1学年の定員は100人で、そのうち東北各県の医療機関に一定期間勤務することで奨学金の返還が免除される「修学資金枠」が55人。2016年度入学者全体に占める東北出身者は37人だった。 3県全体では、医師不足対策に「なり得ない」が42%、「なり得る」が11%と、否定的な意見が大勢を占めた。 県別に見ると、宮城県に設置されることもあってか、宮城県で13%が「なり得る」と回答、3県で最も高かった。一方で、より医師不足が深刻な岩手県では「なり得る」が9%にとどまったのに対し、「なり得ない」が56%と3県で最も高かった。 各地で同大医学部新設のための医師の引き上げが起こっているという声が寄せられた。 ■東北医科薬科大学新設についての自由意見 ・卒後、東北の片田舎で働いてもらうという教育をしっかりしてほしい。多少の成績不足でも構わないので、そのような気概のある人材を入学させて、実際に地域で働く医師...