1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「造影CT避けるよう指導」「御用学者と言われた」、福島の医師85%が相談受ける◆Vol.12

「造影CT避けるよう指導」「御用学者と言われた」、福島の医師85%が相談受ける◆Vol.12

医師調査 2016年3月19日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 日々の生活において、ご自身は放射線量を気にしていますか。 福島県の医師131人に対して、福島第一原発事故による放射線被曝の影響について尋ねた。現在の空間放射線量は、県庁所在地の福島市役所近くで、0.17マイクロシーベルト/時(3月7日の福島駅最寄り)。ご自身が放射線量を気にしているかを尋ねたところ、36%が「あまり気にしていない」、34%が「気にしていない」、22%が「多少は気にしている」、「気にしている」は8%だった。 Q 被曝による健康被害について、患者や地域住民から相談を受けたことはありますか。その際にはどのように対応されましたか。 被曝による健康被害に関する相談について、29%が「頻繁にある(あった)」、56%が「たまにある(あった)」と答え、合わせて85%が相談を受けた経験があると回答した。 ■被曝による健康被害についての相談への対応 ・福島市の環境放射線は、健康には全く影響がない程度です。仕事では、血管撮影の際に透視の中で仕事をしていますが、環境放射線の100倍くらいは放射線を浴びていると思いますが、全く影響がありません(だからといって環境放射線が安全と言えるのではあり...