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被曝による健康被害、最多は「生じる可能性はない」◆Vol.13

医師調査 2016年3月20日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

Q 被曝による健康被害についてどのようにお考えですか。 被曝による健康被害について尋ねたところ、最多は37%の「影響はない」。「将来的には生じる可能性がある」が34%、「現時点で生じている」も5%で、一定の影響があると考える医師もほぼ同数だった。「分からない」は24%だった。 ■被曝による健康被害についての意見 【現時点で生じている】 ・微量でも被曝しているという事実を知りながら、生活を続けざるを得ないというストレスによる健康被害。 ・小児の甲状腺がんは限りなく被曝によるものだという感じがする。科学や医学がそれを証明できないのはそれが限界だから。広島、長崎のデータでさえそのときそこに何人いたのかが分からないために疫学で証明できないものがたくさんあります。同心円状に広がった分かりやすいものでさえそうなのです。癌になった人が千人いたとして、そこに1万人いたのか2万人いたのかでデータは全然変わります。原発事故は同心円状だけでなく被害が広がりますからより複雑です。世界のトップを自負する放射線学者たちはなぜ1カ月以上線量の調査を行わなかったのでしょう?被曝するのが怖かったから?データを取ったら後...