「地元医師」、大病院の医師より信頼◆Vol.2
スペシャル企画
2016年3月15日 (火)
橋本佳子(m3.com編集長)
2016年度診療報酬改定の特徴の一つが、「かかりつけ医機能」の評価。2014年度改定で新設された「地域包括診療料・加算」の算定要件が緩和されたほか、認知症や小児の患者のかかりつけ医を評価する点数も新設された(『認知症かかりつけ医は原則1医療機関のみ』を参照)。 ダイヤモンド・オンライン会員を対象に、かかりつけ医を持っているかどうかを聞いたところ、56.1%が「いる」と回答、「いない」の41.1%を上回った。過去1年間において、同会員の約9割は外来を受診、1割弱は入院の経験がある。「過去1年の年間医療費(自己負担分)」が、「10万円以上」の回答者では、かかりつけ医が「いる」のは71.6%と高率だった一方、「1万円未満」では39.6%と、約2倍の開きがあった。 ダイヤモンド・オンライン会員に「地元医師への信頼度」を訪ねた質問では、「分からない・その他」(61.0%)が最も多かったものの、「大病院の医師より信頼できる」(24.7%)が、「大病院の医師より信頼できない」(14.3%)を上回った。「患者の大病院志向」も巷間言われるが、顔が見える身近な医師への信頼が高い結果となった。 関連して、m...
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