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後発薬、医師と患者ともに「増える」◆Vol.3

スペシャル企画 2016年3月19日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

2016年度診療報酬改定の特徴の一つは、「2017年央に数量シェア70%」という政府目標を受け、後発医薬品の使用促進を目指した点数が設定された点だ(『「後発品70%以上」、処方料3点加算』を参照)。 4月以降、後発医薬品の使用はどの程度増えるか、その見通しをm3.com医師会員に聞いたところ、「増えると思う」(68.7%)で、「増えない」(19.7%)を、3倍以上も上回った。入院と外来ともに、随所に後発医薬品の使用促進に関係する改定が行われただけに、多くの医師が対応の必要性を実感しているようだ。 ダイヤモンド・オンライン会員に対して、後発医薬品の利用意向を尋ねた質問では、「利用したい」は78.6%で、「利用したくない」(12.0%)の4倍弱に上り、後発医薬品の使用についてポジティブな受け止めをしている結果となった。 もっとも、自由意見では、m3.com医師会員、ダイヤモンド・オンライン会員の両者から、後発医薬品の価格の在り方、有効性や安全性などについて疑問を投げかける意見が上がった。後発医薬品の使用促進、ひいては薬剤費の抑制にはこの辺りが課題と言える。 【m3.com医師会員の意見】 ...