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医師は「外来の定額負担」、患者は「高所得者の負担増」◆Vol.4

スペシャル企画 2016年3月20日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

※設問の詳細は文末に掲載。 高齢社会を迎え医療費が増大する中、限られた医療費を適切に使うためには、どんな施策を講じればいいか――。「m3.com×『週刊ダイヤモンド』共同企画」では、最後の質問として、この重要ながらも解決策が見い出しにくいテーマについて聞いた。 「保険給付の範囲」「患者の窓口負担」「医療体制」の各観点から、合計17項目の選択肢を提示し、許容できるか否かを5段階で評価してもらった(「許容できない」を「1」、「許容できる」を「5」として評価し、平均点数で比較)。 その結果、m3.com医師会員の許容度は、1位「外来受診時の定額負担の導入」だった。2位は僅差で「市販類似薬は保険給付せず」、3位「かかりつけ医制の強化」という順。 ダイヤモンド・オンライン会員の許容度は、1位「高所得者の負担増」、2位「高所得者・高資産者の負担増」、3位「医師の業務の他職種移譲」という結果だった。4位に入ったのは、医師会員の1位、かつ政府の規制改革論議で頻繁に出てくる制度改革案である「外来受診時の定額負担の導入」であり、医療関係団体からは反対の声も根強いが、本調査では支持する意見が多かった。 両会...