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新専門医制、中小病院の質低下へ◆Vol.15

スペシャル企画 2016年4月23日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)

◆医師の働き方:適正配置に支持も 【40代】 ・医療費と専門医制度を考えると僻地医療は困難。専門医の取得と維持は僻地では不可能です。家族や子供がいる方はなおさらです。医療レベルの低い僻地に住むか、医療レベルの高い大都市に住むのか、究極の選択になるかもしれませんが、全てを満足させることは不可能です。なお、医師を強制配置する考えもありますが、それなら住民も強制配置すべきです。住む場所の自由はなくなるので、いずれも反対されそうですが(40代、500床以上) ・風邪と高血圧くらいしか診療していない開業医、何か変わったことがあったら自分で判断せずに病院に丸投げする開業医があまりに多く、そんな開業医が大儲けしているから、医療のいろんな問題が解決しないのだと思う。医師会という利益団体の既得権益を、政治が奪っていくべき(40代、200床~500床未満) ・高い技術や見識を持ちながらも、市中の中小病院に勤務する医師は、そのキャリアを宝の持ち腐らせてくださいという政策(40代、200床~500床未満) 【50代】 ・医師の偏在をなくすために、一定の期間は公務員として地域医療従事を義務化するなどの行政介入を...