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技術評価、全体改定率は101.74%のプラス

レポート 2016年3月23日 (水)  成相通子(m3.com編集部)

外科系学会社会保険委員会連合の岩中督会長 外科系学会社会保険委員会連合(外保連)の岩中督会長が3月23日に会見し、2016年度診療報酬改定で、医科本体の改定が0.56%のプラス改定だったことを受け、「薬価引き下げ分が本体に充当されておらず、やや不満が残るが、前回に比べればよかった」と一定の評価をした。外保連が医療技術評価で改正や新設を要望した計412件中118件が採用され、手術料の改定率は改定されていない手術も含め全体で101.74%のプラス改定になった。 また手術料などの医療技術では新たに保険収載された術式が38件、増点となったのが301件で、減点となった術式は無かった。岩中氏は「今回、手術点数が上がったのは、比較的高度で手間がかかる手術。外科医療を担当している外科医にとっては、うっぷんを晴らす結果になったと思う」と述べた。 瀬戸泰之実務委員長によると、外保連が要望していた412件中、採用された118件の医療技術評価の内訳は、新設要望210件中53件、改正では202件中65件だった。各領域の改定率も全てが100%を超え、瀬戸氏も「おしなべてプラス改定で、まずまずだ」と評価した。 20...