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医療機関ホームページの規制議論、厚労省検討会

レポート 2016年3月25日 (金)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」(座長:桐野高明・東大名誉教授)の第1回会合が3月24日に開催され、医療機関のホームページの在り方についての議論が始まった(資料は厚労省のホームページ)。2016年秋頃を目途にに取りまとめを行う予定。 医療機関のホームページを巡っては2012年に「医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)」が厚労省医政局長名で出され、都道府県が医療機関へ指導する際の参考として使われている。しかし、美容医療に関するトラブルが増加しており、内閣府の消費者委員会は2015年7月、「美容医療サービスに係るホームページ及び事前説明・同意に関する建議」を公表。「厚労省が講じた対策では効果が十分とは言い難い状況にある」とし、さらなる対策を求めた。 新たな検討会では、建議を受けて(1)医療機関のホームページなどを広告として扱うことについてどう考えるか、(2)虚偽・誇大な表示などにあたるものを禁止することについてどう考えるか、の2点を論点として設定した。 初回の24日には各委員が自由に意見を述べた。日本医師会常任理...