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札幌南高、一番の思い出はバスケ◆Vol.5

スペシャル企画 2016年4月5日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

――1963年4月、札幌市立南高等学校に進学する。 当時、札幌の高校は小学区制で、私が住んでいた地域は、札幌南高校の学区でした。前身は旧制の札幌一中という名門校。ただ、私たちは団塊の世代なので、1学年20クラス、約1000人、3年生になると総勢3000人の超マンモス校でした。生徒が多すぎて、同級生以外の顔は覚えきれませんでした。校舎も足りず、廃校になった中央創成小学校の校舎を借り、新入生は二つの校舎に分かれて授業を受けていました。3年生になった時に新しい校舎ができ、全校生徒が集まることができたのです。合わせて3000人もいたので、運動会は校庭ではとてもできず、円山総合競技場を借りて行いました。 校風はバンカラ。下駄履きが許され、新校舎になる前までは校内も下足のまま。近くの堤防沿いの土手は、昼寝に最適で、休講になったら、そこへ行ってよく寝ていました。 高校3年間もバスケットボールを、クラブには入らず同好会で続けていました。南高はバスケットボールのクラス対抗戦が盛んで、どのクラスもよく練習を行っていました。20チームもあったので優勝は至難の技だったのですが、1年生と2年生の2回、私のクラス...