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前年から合格者数2444人増、2016年薬剤師国試

レポート 2016年3月29日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

第101回薬剤師国家試験の結果が3月28日に発表され、合格率は76.85%で、2015年の前回試験より13.68ポイント上昇した。合格者数は過去最多の1万1488人に達した。薬学部が6年制に移行後、合格率は低下傾向にあったが、前回から増加傾向に転じ、今回はさらに加速した。男女別に見ると、男性が73.74%、女性が79.01%。 薬学部が6年制になり、最初の卒業生が国家試験を受験した2012年の合格率は88.31%、それ以降、2013年は79.10%、2014年は60.84%と年々低下していたが、昨年は63.17%に反転(『合格率低下に歯止め、2015年薬剤師国試』を参照)。今回は、受験者数が昨年の1万4316人から増加し1万4949人で、2008年の1万5189人に次ぐ多さ。合格者数は、昨年の9044人から2444人多い1万1488人に増加し、合格率 は76.85%に上昇した。合格者は過去最多だった。 厚労省医薬・生活衛生局は合格者が増えた背景について「基準をクリアした受験者数が増えただけで、合格者数を左右する意図があるわけではない」と説明。今回から合格水準の考え方が変更され、「これま...