かかりつけ医「総合診療専門医も日医の研修を」

3月27日の第136回日本医師会臨時代議員会で、日医常任理事の鈴木邦彦氏は、日本専門医機構が新たに基本領域の一つとして位置付ける総合診療専門医について「あくまで学問的な位置付けと考えており、地域医療を実践する際には日医かかりつけ医機能研修制度を受講してほしい」と説明した。 東京都代議員の森久保政道氏は「かかりつけ医、在宅医、総合診療医、総合診療専門医など、日ごろ患者を診療している医師に対しての言葉が多種多様に使用され混乱している。日医でもさまざまな研修制度がある。日医が目指すものは何かを聞きたい」と質問した。 鈴木常任理事は「総合診療専門医はあくまで学問的な位置付けと考えており、地域医療を実践する際には日医の研修を受講してほしいと考えている。実施主体となる都道府県医師会で、現時点で実施予定が『ない』というところは一つもない。地域のかかりつけ医として活動している先生が、本研修で研さんを続けることは地域住民からのより一層の信頼につながる。修了証書、認定書を院内掲示することで、かかりつけ医を持っていない住民にとっても持つきっかけになる」と説明した。 2016年度診療報酬改定で、在宅医療を専門...