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医療事故、3月のセンター報告は48件

レポート 2016年4月8日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は4月8日、医療事故調査制度の3月の実績を公表、医療事故調査・支援センターへの事故報告件数は48件で、前月2月(25件)の約2倍に上った。10月の制度開始からの半年間の累計では188件になる(資料は、同機構のホームページ)。院内調査を終え、その結果がセンターに報告されたのは17件、累計は50件。第三者機関であるセンターへの調査依頼は1件で、累計2件となった。 報告件数は10月19件、11月27件、12月36件、1月33件、2月25件と推移しており、増減はあるものの、増加傾向の様相(前月までのデータは、『「医療過誤か否かで、報告の要否判断」との誤解も 』、『医療事故調査制度、センターに初の調査依頼』などを参照)。 これに対し、3月の相談件数は141件。最も多かったのが10月の250件で、ここ数カ月間は130~140件で落ち着いている。相談内容は、「医療事故報告の判断」「手続き」「院内調査」に関するものが多い。 3月の報告件数の内訳を見ると、病院43件、診療所5件。診療科別では、外科が最も多く10件、次いで整形外科7件、循環器内科6件だった。10月からの累計188件では...