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小児科学会へ医師派遣要請、熊本県

スペシャル企画 2016年4月19日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

熊本県を中心とした4月14日の夜から相次ぐ地震で、熊本県は19日までに日本小児科学会へ医師の派遣を要請した。厚生労働省によると、国立病院機構熊本医療センターと熊本赤十字病院で、患者集中により小児科医の疲弊が激しくなっている。日本小児科学会は19日正午時点で情報収集を進めているとしている。 DMATは19日午後1時点で、142チーム(504人)が活動中。第1次隊、第2次隊はすでに撤収しており、九州、中四国から派遣される第4次約20チームは20日までに現地入りし、21、22日に活動する予定。日本医師会災害医療チーム(JMAT)は18日午後2時時点では14チーム計54名が活動している。16-17日に熊本県医師会から派遣された11チーム計33名は派遣終了となっている。 停電や患者殺到により患者の受け入れ不可状態が続いていた熊本赤十字病院は患者の分散も進み、17日から透析患者の受け入れを開始した。阿蘇医療センターは電力が復旧し、18日から通常診療を再開している。 18日には医療関連19組織で構成する「被災者健康支援連絡協議会」が開催され、厚生労働省、総務省など関係4省から報告を受け、今後の対応に...