災害時アレルギー児対応手引きを公開

日本小児アレルギー学会は「災害派遣医療スタッフ向けのアレルギー児対応マニュアル」を学会ホームページで紹介し、熊本地震の被災者に対する適切な処置を求めている。2011年の東日本大震災を受けて作成し、一般向けコーナーで公開していたマニュアルを被災地でアレルギー児の応急対応に臨む医療スタッフらの支援を目的に設けたコーナーにあらためて掲載した。電子メールでの相談窓口も設けており、学会では「可能な範囲で対応させていただきたい」と呼び掛けている。 同学会は、4月15日に小児アレルギーと震災関連の情報をまとめたコーナーを学会ホームページ内に設け、情報提供を開始した。そこには、災害派遣医療スタッフ向けの喘息発作やアトピー性皮膚炎、アレルギー食などへの対応や医薬品情報をまとめたアレルギー児対応マニュアルのほか、日本語と英語の災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレットが紹介されている。これらの冊子は無料でダウンロードできる。 また、同コーナーでは電子メールによる被災者向けの相談窓口も設けており、喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなど小児のアレルギー性疾患症状全般について、相談を受...