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「若手が憧れるキャリアパス実践を」、外科新専門医

レポート 2016年4月30日 (土)  成相通子(m3.com編集部)

第116回日本外科学会的学術集会の特別企画「新専門医制度の夜明け―ピンチをチャンスに―」が4月15日に開かれ、慶應義塾大学外科教授の北川雄光氏が「次世代へのメッセージ:新専門医制度がもたらす外科医の未来」と題して基調講演し、「現在現役の専門医や指導者クラスが、若手が憧れるキャリアパスを自ら実践することが重要だ」と述べた。 外科学会の専門医制度の委員長を務める慶應義塾大学外科教授の北川雄光氏(左)。 地域医療と新専門医制度の関わりに関して、鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科教授の夏越祥次氏が「ピンチの地方外科医療―新専門医制度をチャンスとするための1県1プログラム―」、京都大学外科教授の坂井義治氏が「地方医療を支える広域連携型プログラムを目指して:京都大学の取り組み」と題して講演した。それぞれ新専門医制度に向けた、大学病院を基幹病院に関連病院と連携して構成する外科研修プログラムを紹介した。 専攻医は2000人以下を予定 外科学会の専門医制度の委員長を務める北川氏は、研修プログラム審査の進捗状況等を基調講演で説明した。外科学会には、新専門医制度の187の研修プログラムが提出されており、外科学...