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臨床研修、「卒前教育と連続性を考慮」

レポート 2016年5月2日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

厚生労働省の第10回医師臨床研修制度の到達目標・評価の在り方に関するワーキンググループ(座長:福井次矢・聖路加国際病院長、以下WG)が4月28日に開かれ、2020年度の臨床研修制度の見直しに向けた到達目標の素案を2017年3月までに取りまとめる方針が決まった。素案は、文部科学省で改訂の検討が始まった「医学教育モデル・コア・カリキュラム」との連続性を考慮して到達目標案を策定し、それを達成するための経験症例などを定めた方略についても同WGの案を提出する方向で検討する。 4月28日のワーキンググループで、今後の議論の方向性を検討した。 WGでは2015年12月までに学会や大学、日本専門医機構などの関係団体からヒアリングを実施し、「臨床研究の到達目標」の骨格案を公表した(『臨床研修、新評価の骨格案を提示』を参照)。4月28日のWGでは骨格案の具体化に向けた検討の方向性とスケジュールが提示され、おおむね了承された。 モデル・コア・カリキュラムは、2018年度の新カリキュラム開始に向けて、2017年3月までに改訂案を策定する(『医学部コアカリキュラムの改訂始まる、6年ぶり』を参照)。モデル・コア・...