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「軒並みコントロール不良」「小6生が両親の遺体確認」

レポート 2016年5月3日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

m3.com意識調査で、災害派遣医療についてお伺いしました(『災害派遣、医師の参加が低調』を参照)。実際に災害医療に携わった方の「印象的なエピソード」をご紹介します。今回は熊本地震と東日本大震災、その他の災害でのエピソードです。 【熊本地震にて】 ・4/16から、DMATで出動しました。思ったように医療ができませんでした。【勤務医】 【東日本大震災にて】 ・2011年の東北のJMATに参加した。薬剤の供給体制がある程度安定してからの参加だったが、DMやHTの患者さんは軒並みコントロール不良になっていた。避難所生活で不眠の方も多く、睡眠導入剤が避難所で盗難されたという患者さんもいた。避難生活が長引けば慢性疾患のコントロールが重要になってくることを痛感した。【勤務医】 ・東日本大震災に参加した。事前の情報が少なく戸惑うことばかりであった。どこまでやるのか分からなかった。【勤務医】 ・東北に1週間、小児科応援で参加、津波で破壊されつくした陸前高田の町が衝撃的でした。予防接種では母子手帳を無くしてしまった子たちが多かったのが印象的です。【勤務医】 ・3.11 の大震災時には、実際被災地に勤務し...