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「来てやった」と傲慢な態度の人も、災害派遣医療

レポート 2016年5月6日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

m3.com意識調査で、災害派遣医療についてお伺いしました(『災害派遣、医師の参加が低調』を参照)。医師以外の職種の体験談や意見をご紹介します。 【薬剤師】 ・OTC医薬品を避難所で配っていたが、震災から1カ月以上経つと、化粧品が欲しいという声が多くなっていた。時間の経過と共に必要なものも変わってくる。食料を持ち込んだが、実際には避難している方には行き渡っていたので、現地のお店にお金を落とす方が優先と思い、レストランで食事をした。いつ行くかで、必要なことや支援の仕方は変わります。【薬剤師】 ・3.11の1カ月後に医療支援で岩手県に行きました。被災された方はお薬手帳をほとんどの方が持っておられて、診療に役立ちました。仮設の診療所であった小学校の教室で寝袋に入って寝ましたが、女性の看護師さんと同じ部屋で緊張しました。一緒に行ったグループ5人は、今では働いている施設がバラバラですが、たまに飲み会をしています。【薬剤師】 ・災害時はみな、気持ちが高ぶり、普段服用している薬の名前さえ思い出せずにいました。お薬手帳がある人は大丈夫でしたが、持ってない人は色や用法などで推測して調剤しました。【薬剤師...