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勤務医の私が気付いた地域医療の現実 - 自見はなこ・日医連推薦候補者に聞く◆Vol.1

インタビュー 2016年5月10日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

来る7月の参議院比例代表(全国区)選挙で、日本医師連盟の推薦を受け、自民党からの立候補を予定しているのが、小児科医の自見はなこ氏。2014年11月の日医連推薦以降、全国各地で講演会活動を展開している。既に47都道府県を訪問し、多い県では5巡目に入った。 自見氏の父は、元郵政大臣で医師の自見庄三郎氏だが、最近まで政治家を志す考えはなかったという自見氏。立候補を決意したきっかけと意気込み、今の日本の社会や医療に対する問題意識や政策課題などについてお聞きした(2016年4月22日にインタビュー。計5回の連載)。 ――全国各地で講演をされていますが、どんな日々を送られているのでしょうか。 自見はなこ氏 「めまぐるしい日々」という表現が、ピッタリだと思います。実は4月14日、私は熊本にいました。翌日15日は朝から医療機関を訪問して、夕方から熊本県医師連盟の決起大会の予定だったので、前日入りしました。私は東海大学の卒業生なので、全学の同窓会の数人の方との懇親会の後、ホテルの1階のロビーで地震に遭いました。 本当に医療のありがたさを改めて感じたのは、DMATがまず駆け付けてくれたこと。日本は東日本大...