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医学系研究3指針、個情法改正に伴う見直し優先

レポート 2016年5月20日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省、文部科学省、経済産業省合同の「医学研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議」(座長:福井次矢・聖路加国際病院院長)は、5月20日の第2回会議で、今後の検討の進め方について議論、個人情報保護法等の改正に伴う医学系研究の3指針の見直しを優先的に検討し、その後に、関係指針間の整合性を図るための検討に入り、今夏頃までに一定の結論に達した事項について見直しを行うことを確認した。 改正個人情報保護法等の施行は、2015年9月から「2年以内」だが、時期は未定。「個人情報保護委員会」で、並行して法施行に向けた具体化の議論を進めており、この議論をにらみながら、本合同会議でも検討を進める。 20日の会議は今後の進め方のほか、指針見直しの基本的考え方の確認、海外の事例紹介にとどまり、指針見直しに向けた具体的議論は、次回以降になる。 なお、今国会に、臨床研究法案が提出された。ノバルティスファーマ社の降圧剤ディオバンに関する医師主導臨床試験の不正問題を受け、臨床研究に関する利益相反の管理などを徹底するのが狙い。医薬品医療機器等法における未承認・適応外薬等の臨床研究が対象になる。同法が成立すれ...