1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「現体制は議論が不十分」、日医会長候補の石井氏

「現体制は議論が不十分」、日医会長候補の石井氏

レポート 2016年6月5日 (日)  高橋直純(m3.com編集部)

6月25日に投開票が行われる日本医師会役員選挙の会長候補に立候補している、現日医常任理事の石井正三氏が6月4日、東京都内で事務所開きを行い、「現体制は議論が不十分。広く議論を求めたい」と出馬の理由を説明した。自身の出馬について「無謀にドンキホーテが竹やりで飛び出したように見えているかもしれない」としつつ、無投票で会長、常任理事が決まった2014年の日医役員選挙のように、議論がないまま日医の方向性が決まることを問題視した。 石井氏は、現在の横倉義武会長の体制について「現体制は私も入っていた。執行部内の議論は不十分。満足できる状態なら、このような行動に出ない。何とかしたいと思う」と説明。横倉氏に対しては「これまでお仕えし、個人としては大変お世話になったが、次はお続けにならないという選択肢があると思う」と述べた。 マニフェストとして、(1)地域の実情に応じた地域医療を未来に伝える、(2)国民皆保険の堅持、医療介護多職種連携、(3)地域医療を支え、産み育て自然に老いる温かい地域社会を再構築し、日本を再興――の3つを掲げた。 会長になった際の執行部の体制については「それを考えれば『2年待て』とな...