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医師資格証の発行数が急増、診療報酬改定で

レポート 2016年6月9日 (木)  成相通子(m3.com編集部)

日本医師会は6月8日の会見で、「全ての医師への医師資格証の普及」などを掲げる「日医IT化宣言2016」を公表した。また、日医の医師資格証の発行が5月末までの申請で5092枚になったと報告した。3月末までの発行数は約2700枚だったが、2016年度診療報酬改定で、医師資格証などを使った診療情報の電子的なやり取りが点数化されたことを受け、急速に枚数が伸びているという(資料は、日医のホームページ)。 記者会見した日本医師会の横倉義武会長 6月8日の会見では、日医医療IT委員会が2014年に横倉義武会長の諮問を受けた「新たなIT化宣言」「医療・介護における多職種連携のあり方」について、2年間の議論をまとめた答申を報告。横倉会長は会見で、「医師資格証の普及に力を入れている」と説明し、「毎月1000人以上の申し込みを受けている」と医師資格証の普及が進んでいることを強調した。 急伸について、日医常任理事の石川広己氏は、2016年度診療報酬改定で、医療連携の推進を目的に、医師資格証などの電子署名を使って、診療情報提供書等を電子的にやり取りした場合の点数が新設されたことが原因と分析した。この4月には日医...