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医療事故、5月のセンター報告は30件

レポート 2016年6月10日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療安全調査機構は6月10日、今年5月1カ月間の医療事故調査制度における医療事故調査・支援センターへの事故報告件数は30件、2015年10月の制度開始からの8カ月間の累計では251件に上ることを公表した(資料は、同機構のホームページ)。昨年11月の報告は27件だったが、うち1件は、母体とその胎児死亡で、児が未娩出であったことから、26件に修正されている。 相談件数は109件で、8カ月間の中では最低。8カ月間の累計は1250件に上った。ここ数カ月間は、徐々に減少傾向にある。 院内調査を終え、その結果がセンターに報告されたのは13件、8カ月間の累計は78件。日本医療安全調査機構が行うセンター調査の依頼は5月もなく、今年1月と3月に1件ずつあったのみで、累計は2件のままだ。 医療事故の報告件数の病院・診療所別、診療科別、地域別の傾向に変化はない。 8カ月間の累計で見ると、251件の内訳は、病院228件、診療所23件。診療科別では、最も多いのが外科42件、内科37件が続き、以下、整形外科27件、消化器科19件、産婦人科18件など。 地域別では、多い順に、関東信越106件、近畿と九州が各39...