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医師の4割、最期は「自宅」を希望、病院支持者も◆Vol.3

医師調査 2016年8月2日 (火)  成相通子(m3.com編集部)

「長年住んだ自宅で最期を迎えたい」。そのような患者の希望を支えるため、診療報酬改定などで在宅医療が推進されているものの、自宅での看取りはまだまだ困難が多い。日常的に「死」と接することが比較的多い医師にとって、「理想の終の棲家」はどこなのか。前回の調査で、回答者の多くが「延命治療を希望しない」という結果になったが(『医師の7割、終末期に胃ろうや点滴望まず◆Vol.2』を参照)、今回は最期を過ごしたい場所について、医師509人(勤務医503人、開業医506人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.ご自身が高齢となり、脳血管障害や心疾患、認知症等によって日常生活が困難となり、さらに、治る見込みのない状態になった場合、どこで最期まで療養したいですか。 開業医、勤務医、いずれも「自宅」が4割弱を占め、最多だった。勤務医で次いで多かったのは「介護療養型医療施設、または長期療養を目的とした病院」で17.4%が選択。一般病院も9.8%が選択し、合わせて27.2%が病院など医療施設を最期の場所に選んだ。開業医は「分からない」が14.8%と多かった...