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医師の7割以上は「かかりつけ医なし」◆Vol.4

医師調査 2016年8月5日 (金)  成相通子(m3.com編集部)

政府は、軽症患者の大病院受診を抑制し、地域の病院や診療所への受診を促すため、「かかりつけ医」制度の普及に取り組んでいる。2016年度改定では、かかりつけ医のほかに、かかりつけ歯科医、かかりつけ薬剤師・薬局も診療報酬で評価され、医療機関からの積極的な取り組みが期待される。一方で、診療報酬上の「かかりつけ」になると患者の窓口負担も増えることから、一部では敬遠する動きもみられている。 医師509人(勤務医253人、開業医256人)に、かかりつけ医の有無とその選ぶ基準を尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.先生ご自身は、かかりつけ医、かかりつけ薬剤師・薬局、かかりつけ歯科医はお持ちですか?該当する選択肢をお選びください。(複数選択) かかりつけ医、かかりつけ薬剤師・薬局、かかりつけ歯科医を持っているかを聞いたところ、勤務医の60.5%、開業医の48.8%が持っていないと回答した。持っているとの回答で、一番多かったのは「かかりつけ歯科医」で勤務医の25.7%、開業医の34.0%が選んだ。「かかりつけ医」については、持っていると回答したのは、...