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勤務医の8割、フリーアクセス制限もやむなし◆Vol.5

医師調査 2016年8月6日 (土)  成相通子(m3.com編集部)

高齢化や医療技術の進歩で増え続ける医療費。厳しい財政状況の中で、医療費抑制のためには、フリーアクセスの制限もやむを得ないとの意見もある。2016年度診療報酬改定では、紹介状なしの大病院受診時には5000円以上の定額負担が義務化されるなど、実質的なフリーアクセスの制限につながる施策も打ち出された。現場の医師はどう考えるのか。医師509人(勤務医503人、開業医506人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.この4月から、特定機能病院と、一般病床500床以上の地域医療支援病院では、紹介状なしの初診の際は5000円以上の定額負担が義務化されました(以下、定額負担制度)。これまで、日本の医療ではフリーアクセスが基本になってきましたが、医療費抑制のためにかかりつけ医制度を促進し、フリーアクセスを制限すべきとの意見も聞かれるようになりました。今後、医療へのアクセスについて、先生はどのように考えますか。 紹介状なしの大病院受診時に5000円以上の定額負担を求める現行制度(=現行の定額負担制度)とそれ以外のフリーアクセスの制限について、上記の選...