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医師の6割強、「多剤・重複投与の是正」を支持◆Vol.6

医師調査 2016年8月7日 (日)  成相通子(m3.com編集部)

2016年度診療報酬改定では、「薬」が医療費削減のターゲットになった。基本方針には、後発医薬品の使用促進、残薬や重複投薬、不適切な長期処方の減少などの適正使用を推進、門前薬局にもメスが入った(『「治し、支える医療」に転換、削減のターゲットは薬』を参照)。2017年度は診療報酬改定の予定はないが、消費税増税を先伸ししつつ「財政健全化」を掲げる安倍政権の下、医療費抑制に向けた動きは今後強まりそうだ。さらなる薬剤費の適正化の余地はあると考えられるのか。医師509人(勤務医503人、開業医506人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q. 2016年度診療報酬改定では、重複・多剤・長期投薬の是正、予想より売れた医薬品の薬価引き下げ、医薬分業の在り方の見直し、後発医薬品の使用促進など、医薬品関連でさまざまな改定が行われました。薬剤費を適正化する余地はどの辺りにあるとお考えですか。(複数回答)※「適正化する余地はない」とお考えの場合には、下から2番目の「薬剤費を適正化する余地はない」の選択肢をお選びください。 「多剤投与」と「重複投与」に支持...