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開業医はよりシビアに評価、高額医薬品◆Vol.7

医師調査 2016年8月8日 (月)  成相通子(m3.com編集部)

高額新薬が社会保障費を圧迫しているとの批判が相次いでいる。分子標的薬、特に抗体医薬のオプジーボ(ニボルマブ)のほか、ソバルディ(ソホスブビル)、ハーボニー(レジパスビル)は、それぞれの年間売上が1000億円を超える上、オプジーボは適応拡大でさらなる市場拡大も見込まれている(『高額薬剤、使用医師の要件をガイドラインで規定』を参照)。従来の治療薬で効果が得られなかった患者の一部に対して、生存期間の有意な改善が見られるものの、公的医療保険に支障を来すような高額医薬品の保険収載について、賛否が分かれている。 画期性が高くても、高額な医薬品や医療機器は、保険制度の維持を考慮して、保険収載しないという判断をすべきなのか。医師509人(勤務医253人、開業医256人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.画期的な効能や効果が望めるものの、非常に高額な医薬品や医療機器が続々と登場しています。それらの高額な医薬品や医療機器について、従来品と費用と効果を比較して価格を見直す「費用対効果評価」の一部導入が始まりました。画期性が高いものの、高額な医薬品...