1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 医師の6割以上、「標榜科の制限は必要」◆Vol.9

医師の6割以上、「標榜科の制限は必要」◆Vol.9

医師調査 2016年8月13日 (土)  m3.com編集部

日本の自由標榜制に対する批判は根強い。厚生労働省の検討会が今年末までに「在り方を検討する」との中間とりまとめを発表し(『偏在対策「強力」に、「医師の働き方ビジョン」も策定』を参照)、日本医学会会長の高久史麿氏ら、医学界の重鎮からも自由標榜制の改善を求める声が強い(『専門医、「標榜」と将来は連動◆Vol.26』を参照)。 m3.com会員の医師はどう考えるのか。医師509人(勤務医253人、開業医256人)に尋ねた((調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.現在、医師の標榜科に制限はありませんが、専門医資格の有無と連動すべきだとの意見があります。どのように考えますか? 勤務医の46.9%が「専門医資格と連動した標榜科の制限は必要」と回答。31.3%は別の方法での制限が必要だとした。これに対して、開業医で最も多かったのは、「標榜科の制限は必要ない」で38.7%が選択。31.6%が専門医資格と連動した制限を必要だとし、30.4%が別の方法による制限が必要だとした。全体では、勤務医の78.2%が何らかの方法で標榜科の制限が必要だと考え、開業医でも6...