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医師500人が予想、20年後の医療レベル◆Vol.14

医師調査 2016年8月30日 (火)  m3.com編集部

前回、『社会保障、「アクセス」犠牲で維持◆Vol.13』では、厳しい国家財政の中で、「保険給付範囲」「アクセス」「医療の質」の3つのうち、レベルを下げるならば、どれを選ぶかを尋ねた。今回は、2035年の日本の医療における3つのレベルを、医師509人(勤務医253人、開業医256人)に予想してもらった(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.2035年(約20年後)の日本の医療で、「保険給付範囲」「アクセス」「医療の質」のレベルは今と比べて、どのようになっていると思いますか。 「保険給付範囲」は、勤務医と開業医、いずれも「悪くなっている」が最多で、勤務医の57.7%、開業医の60.2%が選択した。「アクセス」では、勤務医の予想で最も多かったのは、「悪くなっている」(43.5%)だったのに対し、開業医では「変わらない」(43.8%)が最も多かった。「医療の質」に関しては、勤務医は「良くなっている」(45.8%)が最も多い回答だったが、開業医は「変わらない」(42.2%)を予想する人が最多だった。 以上をまとめると、勤務医と開業医で意見がほとんど...