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「医療の目的、高齢維持に非ず」「姥捨て山許すな」◆Vol.15-1

医師調査 2016年9月17日 (土)  m3.com編集部

最後に、「これからの日本の医療のあるべき姿」について、医師509人(勤務医253人、開業医256人)に尋ねた調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。 Q.日本社会の変容を踏まえ、これからの医療のあるべき姿について、お考えがあれば教えてください。(任意) <医療の本質とは?> さらなる医療の進歩≠幸福【50代男性 内科系 開業医】 医療の目的は単なる高齢維持ではないはず。【50代男性 外科系 民間病院勤務】 枝葉末節にこだわるのではなく、もっと人生を豊かにする本質を見据えた医療が必要と考える。その意味では現代の医療は本質的ではないし、過剰であると思う。【40代男性 内科系 開業医】 平均寿命70歳くらいで良しとする社会構造に変えていくことが、社会として最も幸福を追求できる道だと思います。70歳くらいの平均寿命になれば、ほける心配はなくなるし、老後の心配をする必要もなくなります。退職して5年くらいで亡くなるのが、最も望ましいと思います。【50代男性 内科系 開業医】 <高齢者医療> 日本人は既に世界一の長寿である。今後は医療の質の向上よりも効率化(無...