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「勤務医続けるのが情けない」「専門バカ増えた」◆Vol.15-2

医師調査 2016年9月17日 (土)  m3.com編集部

前回『「医療の目的、高齢維持に非ず」◆Vol.15-1』に引き続き、「これからの日本の医療のあるべき姿」について、医師509人(勤務医253人、開業医256人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照))。 Q.日本社会の変容を踏まえ、これからの医療のあるべき姿について、お考えがあれば教えてください。(任意) <医師の労働環境> 当たり前ながら、医師も一人の人間であり、その人権は守られるべきです。勤務医の多くが労基法違反状態で診療しなければ守られない現在の保険医療体制では、勤務医であり続けることが情けなく感じます。【50代男性 内科系 民間病院勤務】 ボランティア精神は敬意があってできるもの、もはや、ボランティアで医療を行うモチベーションがない。【50代 男性 内科系 開業医】 臨床経験に応じた診療報酬の実施、夜勤帯の診療報酬の増加、日勤帯の制限、女性医師の就業に関する指針、勤務実態に応じた評価、公的機関の勤務評価の変更。【50代女性 外科系 公的病院勤務】 医師の労働条件と施設集約化、保険診療、財源を考慮した医療の枠組みを構築する必要があ...