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DPC、次期改定に向けた検討方針固まる

レポート 2016年6月23日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:田辺国昭・東京大学大学院法学政治学研究科教授)は6月22日、DPCの今後の検討課題と、「入院医療等の調査・評価分科会」が行う今後の調査方針などについて了承した(資料は、厚生労働省のホームページ)。 DPCについては、次回の2018年度診療報酬改定に向けて、調整係数が廃止されることからその対応のほか、IからIII群の医療機関群別の基礎係数、DPC病院の機能を評価する機能評価係数IIなどが検討課題。さらにDPC検討ワーキンググループにて、診断群分類の見直しなども検討する。 「入院医療等の調査・評価分科会」は、2016年度診療報酬改定の影響を評価するため、2016年度と2017年度の2カ年に分けて調査を実施する。2016年度は、一般病棟入院基本料の「重症度、医療・看護必要度」や地域包括ケア病棟入院料の包括範囲の見直し、療養病棟入院基本料等の慢性期入院医療における評価の見直しの影響などを調査、2017年度も「重症度、医療・看護必要度」のほか、1年間の経過措置が設けられている項目を含めて調査する。2016年度は、今年10月には調査票原案を作成、11月から12月に...